マスメディアの広告収入は限界に達したのか?歴史と現状、そして未来の展望

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マスメディアとは、新聞、雑誌、テレビ、ラジオなど、大衆に情報を伝える手段のことです。

マスメディアは社会に影響力を持ち、世論を形成する役割を果たしてきました。しかし近年、マスメディアは広告収入の減少や信頼度の低下に悩まされています。

事実アメリカでは若い人を中心に人気の高い「Buzz Feed」や「Vice Media」が閉鎖されたり、経営破綻したりしています。

インターネットの普及やSNSの台頭により、マスメディアの存在感は薄れつつあります。この記事では、マスメディアの歴史と現状、そして未来の展望について考察していきます。

1.マスメディアの歴史

引用:https://asobo-design.com/nex/blog-1235-39601.html

マスメディアの起源は、15世紀にヨーロッパで発明された印刷技術にさかのぼります。

印刷技術により、書物や新聞が大量に生産されるようになりました。これにより、知識や情報が広く普及し、宗教改革や啓蒙思想などの社会変革が起こりました。18世紀から19世紀にかけては、産業革命や民主化運動が進み、新聞や雑誌が市民社会の発展に寄与しました。

20世紀に入ると、テレビやラジオなどの電子メディアが登場しました。これらのメディアは映像や音声を伝えることができ、大衆文化や政治プロパガンダなどに利用されました。第二次世界大戦後は、冷戦や人権運動などの国際的な出来事を報道することで、マスメディアは世界的な影響力を持つようになりました。

2.マスメディアの現状

しかし21世紀に入ってから、マスメディアは様々な問題に直面しています。その一つが広告収入の減少です。

インターネットの普及により、人々はオンラインでニュースやエンターテイメントを楽しむようになりました。これにより、新聞や雑誌の購読者数やテレビ・ラジオの視聴率が低下しました。また、インターネット上ではGoogleやFacebookなどの巨大プラットフォームが広告市場を独占しています。これらのプラットフォームは個人の嗜好や行動履歴を分析してターゲティング広告を提供することで、高い効果を上げています。

一方で、マスメディアは一般的な広告を提供することしかできず、広告主から見放されています。このため、マスメディアは収入の減少により、コスト削減や人員整理を余儀なくされています。米国では、2008年から2019年の間に、新聞社の雇用者数は半減しました。また、2019年には、BuzzFeedやHuffPostなどのネットメディアも大規模なレイオフを行いました。これらの事例は、マスメディアの広告収入モデルが限界に達したことを示しています。

もう一つの問題が信頼度の低下です。

マスメディアは、公正で正確で客観的な報道をすることが期待されています。しかし実際には、マスメディアは政治的な偏向や誤報や捏造などの不祥事を起こすことがあります。

例えば、2016年の米国大統領選挙では、マスメディアはドナルド・トランプ候補の当選確率を低く見積もり、ヒラリー・クリントン候補を有利に扱う傾向がありました。また、2020年には、ニューヨーク・タイムズ紙がロシアとタリバンとの間で米国兵殺害の報酬を取り決めたという根拠の薄い記事を掲載しました。これらの事例は、マスメディアが政治的な利害やイデオロギーに影響されていることを示しています。

インターネット上では、フェイクニュースや陰謀論などのデマが拡散されることもあります。これらの情報は、人々の感情や先入観に訴えることで、クリックやシェアを誘発します。このため、人々はマスメディアに対して不信感や不満を抱くようになりました。

3.これからのマスメディアのあり方

マスメディアは広告収入の減少や信頼度の低下に直面していますが、それでも社会に必要な存在です。マスメディアは、人々に知識や情報を提供し、権力や不正を監視し、多様な意見や価値観を表現することで、民主主義や公共性を支えています。では、これからのマスメディアはどうあるべきでしょうか?

一つの可能性は、購読料や寄付などの収入源に頼ることです。広告収入に依存しないことで、マスメディアは自由に独立した報道ができるようになります。また、読者や支援者と直接関係を築くことで、マスメディアは信頼性や忠誠度を高めることができます。例えば、ニューヨーク・タイムズ紙は、2019年にオンライン購読者数が500万人を突破しました。また、ガーディアン紙は、広告収入を断ち切り、寄付や会員制度によって運営されています。これらのメディアは、高品質なジャーナリズムを提供することで、読者からの支持を得ています。

もう一つの可能性は、インターネットやSNSと協調することです。インターネットやSNSは、マスメディアにとって競争相手であると同時に、パートナーでもあります。インターネットやSNSは、マスメディアに新たな配信手段や収入源を提供します。また、インターネットやSNSは、マスメディアに多様な情報や意見や反応をもたらします。例えば、ワシントン・ポスト紙は、Facebookと提携してニュース記事を配信することで、広告収入を増やしました。また、BBCは、TwitterやYouTubeなどのSNSを活用して、視聴者とのコミュニケーションを強化しました。これらのメディアは、インターネットやSNSと協調することで、リーチや影響力を拡大しています。

まとめ

マスメディアは、社会に不可欠な役割を果たしてきましたが、現在は厳しい状況に置かれています。マスメディアは広告収入の減少や信頼度の低下に対応するために、新たなビジネスモデルや報道姿勢を模索する必要があります。

マスメディアが生き残るためには、読者や視聴者のニーズや期待に応えることが重要です。マスメディアが高品質なジャーナリズムを維持し、インターネットやSNSと協力し、社会に貢献することで、マスメディアは再び信頼と支持を得ることができるでしょう。

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