支払い日カレンダーを作ろう。支出をスケジュール化する3つのメリット

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もう十分豊かになった投資家だと「10万や20万で投資なんてちゃんちゃらおかしい。」という人はけっこういます。

 

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先日もある投資家は動画で厳しいコメントを放っていました。「ほんとにやるんだったら、最低でも500万、ふつうで1000万円用意してから。それまでは貯金するべき」とも。

 

おっしゃるとおりでございます(ToT)。たしかに、投資効率や合理性をシビアに考えたら、10万を年利10%で回せたとしても、1年で1万円にしかなりません。

 

そのくらいのお金だったら、普通に生活している人だったら、数日で吹っ飛んでしまいます。貧乏投資家の私だって、そのくらいのことは、分かります。

 

ですが、ですがです。その500万や1000万円すらないのがほとんどの日本の労働者です。もし貯金で持っていたとしても、投資に回すほどの余裕資金ではありません(ToT)

 

まずはその500万をつくるために、貯金と並行して投資している人たちだって、いっぱいいます。僕だって、そうやってゼロ(いやマイナス!?)から増やしてきたんです。

 

見捨てないでー。と思いながら、資本主義におけるヒエラルキーを思い知らされました。

 

支払い日カレンダーを作ろう。支出をスケジュール化する3つのメリット

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特段の経済リテラシーをもたない日本人にとって、お金の増やし方はまさに未知の領域です。

 

うまく利殖の重要さに気づけても、増やす過程で騙されたり、結局はいい先生を見つけられずに失敗したり、勉強した方法が合わなくて資産を増やせなかったりという人も、たくさんいます。

 

勉強して、マネーリテラシーが上がれば、たしかにこのあたりの遅れは取り戻すことはできます。しかし、日本には本人のマネーリテラシーが上がる前にむしり取っていくシステムが多すぎます。

 

まずもって、支出の管理すら難しいのです。学校は、国内経済が破綻の危機に、いつまでもここに教育プロセスを組まなくて平気なのかなぁとおもいます。

 

いろいろ問題はあるけど、日本は他の国に比べ豊か。日本のGDPはまだまだ高い。日本は経済で戦後から立ち直った。日本は安全で豊か。などの情報は、いまでもマスコミが垂れ流しています。

 

まるで太平洋戦争中のマスコミが、本日も敵空母を落としましたー!とかいって新聞に載せまくっていたときとおなじモノを感じます。

 

かくして、貧富の格差はより拡がりを見せています。一度増やし方をつかんだら、裕福な投資家は裕福になりつづけます。

 

成功しない市民は「マネーリテラシーを勉強しろ!」と言われ続け、疲弊し、普段の本業でも疲弊し、さらに底辺に追いやられていきます。

 

とにかく貧民の方に追いやられたら、疲弊するだけです。すこしでも簡単なところから蓄財について検討していきましょう

 

本記事が少しでもあなたの蓄財のお役に立てたら幸いです

 

1.お金の流れを管理できる

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まずはお金の流れを管理するところからはじめましょう。冒頭の投資家の言うとおり、悔しいけれども最初は貯金です。500万とは言わないまでも、10万でも、5万でもいいので、種銭になるお金を作らなければなりません。

 

ですが、僕もそうであったように、月5万の余剰を作ることすら大変なのが、一般市民の現状ではないでしょうか

 

貯金の法則はごく簡単です。収入が、支出を上回れば、上回った分だけ貯まります。だれでも分かります。しかし、この考え方が空論になってしまうので問題なのです。

 

僕も貯金を始めるときに、とても悩みました。収入はほとんど決まっているに、支出だけは、毎月ありとあらゆる形で現れ、財布からお金を「こそぎ取っていく」のです。

 

僕のイメージでは完全に「こそぎ取られる」感じでした。財布の隅にしぶとく張り付く小銭や商品券、ポイントカードのポイントすらも剥ぎ取っていくような感覚です。

 

仕事も忙しく、プライベートも付き合いが多かったので、(今思えばすべて無駄な付き合いでしたが)家計簿も満足につけておらず、付けたところで改善の対策の仕方も分からない状況でした。

 

ただ、お金に困っていたことだけは間違いなかったので、いろいろと考えました。最終的には、支払い日カレンダーを作成しました。

 

収入は当時、仕事からの収入だけだったので、25日に給料が入るのみでした。あとは支出さえある程度把握すれば、収支は読めたのです。

 

まずは一ヶ月の支出の流れを見極めるため、レシートやカード、いくつかの銀行口座からの引き落とし金額などをすべてまとめました。

 

とくに節約の意識はもたず、惰性でどのくらい使っているのかを把握しようとしたのです。

 

すると、毎月かならず支払う固定費と、付き合いや冠婚葬祭などで突発的に支払っている変動費がどのくらい発生しているのかが分かりました。

 

 

固定費を何日に払っているかすら知らなかったので、それを把握し、ガスは何日、水道は2ヶ月に1回で、何日に払う、などをメモしていきました。

 

自分の手帳のスケジュールのところに、ガス、とか、電気、とかを書いておき、何日に支払いが来ているのかを把握するようにします。支払日が来たら、ガス5,000円とか、電気3500円、とか、記入していきます

 

この頃は自動引き落としやカードでの自動払いを使っていたので、その日ごとにネットバンキングやネットのカード支払い明細、請求書などを確認して、書いておくようにしました。

 

それまでは、何日にいくら引き落とされているかも、本当にざっくりとしか把握していなかったし、ネッドバンキングやカードの支払い明細へのアクセスも面倒でやっていませんでした。

 

いちいちアクセスするのは面倒だし、やらなくなるから、現金払いに変え、支払伝票をおくってもらって確認する形に変えました。複数の銀行口座の役割を変え、固定費の支払い用の口座にまとめたり、変動費用の口座に変えたりしました。

 

手帳を支出のカレンダーとしてつかうことで、同時に自分の支出の流れを把握できるように環境を整えていきました。

 

すこしづつお金の流れを見える化できるようになってきました。 

 

2.毎月の固定費をコントロールできる

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過去の支出の流れを確認できるようになったので、この流れを未来にも転用しました。

 

変動費はともかく、固定費はほぼ同じ額が翌月にも請求されますので、支払いがあった月にメモした金額を、翌月の同じ日のところにも転記するようにしました。

 

1、2ヶ月もこのようにしていると、固定費については支出の予定表ができるのと同時に、翌月の固定費がどのくらい出ていくのかも予想できます。

 

場合によっては、削減できる固定費はないか、実はこれはいらない固定費なのではないか、ということも、手帳を見ながら検討できるので、徐々に自分の固定費を削ることにも繋がりました

 

また、変動費についても、突発的な支出に備えて変動費用の口座にボーナスを取っておいたり、固定費削減で浮いた分を回したりするようになりました。

 

ちょっとずつ支出を抑える動きに行動を変えていったように思います。

 

急に友達が結婚になって、ご祝儀が必要、お世話になった人が亡くなって、葬儀で香典が、、というとき、いつも慌てていたモノです。それでも、余裕を持って払えるようになりました。

 

3.そのまま家計簿にできる

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最近では、スマホがとても便利になったので、手帳からスマホにカレンダーを切り替えました。

 

outlookの予定表に組み込むも良し、エクセルにするも良し、電子化すると、さらにこうした数字をいろいろといじれるようになってきます。

 

とくに、支払いカレンダーはそのまま家計簿に転用できます。いつ、何の使用目的で、いくら使った、をデータ化できますので、自分が何の費用にお金をかけているのかも把握できます。

 

お金は、自分の無意識の行動をそのまま示しますので、払った金額のインパクトの大きいモノが、実は自分が一番やっている行動だ、ということも分かります。

 

支払いのスケジュールと併せて、その金額を削減できないかを考えると、少しずつ支出を減らすことができます。

 

僕の場合だと、当時自覚していたのは交際費が多いことでしたが、そのほかにもネットショッピングが多いことが分かりました。

 

飲み会やゴルフ、スキーなどの娯楽に付き合うために、スキー、ゴルフ用品や、飲み会の時に話題になったモノを購入してしまっていたことも。

 

つまり、人と交際する→そのときに仕入れた情報でグッズを買う→それを使いに行く→新しい出会いがある→さらにグッズの情報が入る→また買う→ネットで購入時に付随グッズもかってしまう

 

といった負のサイクルが回り続けていたのです。これではいつまで経っても支出が減るわけもありません。

 

営業の仕事をしていたので、多少の交際費はやむを得ませんでしたが、詰め込んでいた交際スケジュールがこれほど支出に絡んでいたとは思ってもいませんでした。

 

人と会いに行くペースを、スケジュール表をみながらすこしずつ落としていき、毎日のように飲んでいたのを3日に一回、一週間に一回と徐々に減らしました。

 

同時にネットショッピングとカード払いも毎日のように確認し、支払いの回数を減らしていきました。

 

支払い日が分かっていると、自分の経費使用の志向も分かります。それは自分の習慣や嗜好と直結していることも分かるので、行動や思考そのものから変えられるとおもいます。

 

けっこう根本的なところからお金の使い方が変わるので、無駄遣いをへらしつつ、生活の質も向上させることができると思います。

 

まとめ 突然の出費に慌てないために

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ここまでの話をまとめますと

 

1.お金の流れを管理できる

2.毎月の固定費をコントロールできる

3.そのまま家計簿にできる

 

支払い日カレンダーを作り、家計をスケジュール化すると、とにかく突然の出費に慌てなくて済みます。

 

30代、40代ともなれば、子供が入院する、親が倒れた、冠婚葬祭で、など、5,6万くらいは突然出費しなければならないときが何度もあることでしょう。

 

こうしたときのお金の工面で、奥さんや兄弟など、仲の良い人と揉めたりしないために、適切に必要経費をとっておけるよう、ゆとりを持っておきたいものです

 

 

少しでもお金の工面に余裕ができれば、毎回言っている投資にも経費をふり向けることができます。そうすれば、節約に利殖が加わって、さらに豊かになることも可能です。

 

何が起こるか分からない世の中ですので、自分の支出だけでも計画的にして、投資の種銭にしていけたら、と思っています

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