失敗してもいい。投資家レベルを上げる失敗からの修正方法3つ

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長期投資でも、短期投資でも、あっ、失敗した!こんな銘柄買わなきゃよかった!などと思うこともあるでしょう。

 

投資にリスクはつきものです。購入時には思いもよらなかった暴落や、無配になって配当がなくなってしまった。ということは、どんなに気を付けていても起こります。

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思わぬ暴落を食らって、投資をやめたくなることも

 

かと言って、それで儲からないから、と市場から撤退してしまうのでは、並の初心者あるあるとなってしまいます。

 

こうした失敗の経験をどのように修正するか、、投資家としての成長はまさにここにかかっています。

 

目次

 

失敗してもいい。投資家レベルを上げる修正方法3つ

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失敗しても、立て直す。むしろ失敗しなければ投資家は成長しません

絶対に失敗してはいけない仕事、というのも、世の中にはたくさんあります。また、間違えてもそこまで大きな問題ではないけれど、間違いをたいへんな悪として捉える職場もあるでしょう。

 

日本人は、失敗を恐れる民族でもあります。小さい頃から、間違いや失敗を嘲笑したり、叱り飛ばしたりと、とにかく失敗にに対するイメージはマイナスです。

 

間違うな、失敗するな、と言われながら今日されて生活してきた。という人もいるかも知れません。

 

その点、投資は失敗していい仕事、といえるかも知れません。というより、投資については、失敗なくして成長はあり得ないとも思います。

 

一度のミスもなく、成長を続けてきた投資家など、どこにいるというのでしょうか。ウォーレン・バフェットジョージ・ソロス、ジム・ロジャース、孫正義堀江貴文、、、名だたる投資家も、一度ならず二度、三度と大きな失敗を乗り越えて大投資家となっています。

 

こと投資においては、どんな修正をかけていくか。ここに最大の焦点が当たります。間違いを経験し、それを糧として次に活かす。この繰り返しこそが投資家としての成長にとても大切です。

 

だからこそ、失敗をたくさんしているほうが、巨大な投資家として成功していくためには必要です。

 

つまり、失敗しなければいけないとすら言えるのです。

 

「これから投資を始めようと思っているのに、そんなに失敗しろ、と言われたら、やる気なくなるよ。じゃあこれから投資したら失敗しなければいけないの?」と言われるかも知れません。

 

ですが、投資を続けていけば、度重なる失敗や間違いに嫌になり、悩み、市場からの撤退を考えるようになることは少なくありません。

 

今回の記事は、そんなときにちょっと気持ちを落ち着けるための一服の確認事項になればと思います。

 

失敗から原因をつかみ、修正して、学びとする。こんな一連のプロセスを踏むために、オススメの修正方法をご紹介します。

 

1.投資日記やブログなど、記録をつける

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記録と分析をくり返し、自分の投資の悪い癖を見抜きましょう

投資では、自分の失敗にこそ、大きな学びがあります。エントリーが早いのか遅いのか、逆張りしすぎなのか、順張りの読みが遅いのか、損切り幅が広いのか狭いのか、銘柄の選び方に偏りはないか。。

 

こういったあらゆるチェックポイントを設けたとき、自分の買い方のクセなどが見抜ければ、修正もかけやすくなります。

 

たとえば、トレーででも、エントリーポイントが早すぎる場合は、買いや売りを決めてから10分待ってみたり、1日置いてみたりと、自分が市場に振り回されずにチャートの波を見極めていきます。

 

こうすることで、より自信を持ってエントリーすることができるのです。

 

ですが、そもそも本当に自分はエントリーが早いのか、これについては、誰もデータを取っているわけではありません。書籍にも、「あなたの投資における悪い癖はこうこうで、、、」と説明してくれている書籍など、当たり前ですがありません。

 

自分の、自分による、自分のためのデータですので、誰も作ることはないのです。

 

このデータのベースを作るために、自分の投資状況について、記録を取ることが重要になります。

 

フォーマットはとくに決まっているわけではありませんので、これまた好きにカスタマイズしていいと思います。

 

日記形式も良し、ブログに書き連ねるも良し。大切なのは、あとで振り返れるようにしておくことです。

 

ですので、自分があとで自分自身の投資の状況を振り返りたいときに、どんなことが書かれていたら良いか、を基準として記録しておくと良いと思います。

 

ブログに書き連ねていったり、ノートに日記で書くのも良いと思います。エクセルやワードに書き起こしたり、LINEメモなどを使って自分宛に今起こしている行動を書き残していくのもありです

 

 

とにかく、自分で自分の資料を作ることです。そのためには自分の行動の記録を残すしかありません。面倒くさい行動ですが、それは一番の自分の行動を見直す重要資料となります。

 

参考までに何を書き残すか、ですが、なにか投資について自分の動きがあったら、僕の場合は以下のような書き残しをします。

  • 買いや売りをした銘柄
  • いくらでエントリーしたか
  • エントリーの根拠(テクニカル、ファンダメンタルどちらの理由でも可。必要な複数の根拠も)
  • そのときの予測や気持ち
  • 保有期間
  • 収支

こんなことを、LINEメモにどんどん描き込んでいます。エントリーしたときの予測や気持ちの部分については、紙に書いた方が良い、と言う意見もありますが、僕は旬な気持ちを忘れないためにも、すぐにLINEメモに書き込むようにしています。

 

また、LINEメモを元に、もう一度エクセルに書き起こす、ということもしています。

 

そうして、データを項目別に分け、あとでより細かい統計がとれるようにデータ化してみたりもしています。

 

2.資金管理に立ち戻る

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資金にどのくらい余裕があるのかを把握し、感情的な資金投下を抑えましょう

思わぬ暴落を食らって、しかもそれを予測できずに、資産を大幅に目減りさせてしまうこともあります。

 

こんなとき、溶けてしまったお金はサンクコストとなってしまいます。経済学的には考えない方がいいことに含まれています。

 

終わってしまったことを悔いても、そのお金は戻ってきません。ですが、失敗の取引であれば、損に至る過程を振り返ることで、似たようなケースに備えることもできます。

 

ここで気をつけたいのは、失った分を取り戻すために、自分の投資予算のリミッターを外してしまうことです。

 

おもわず、損失を取り返そうとするのが人間です。それも、すぐに取り返そうとします。

 

長期投資ではより多くのナンピン買い、トレードなら飛びつき買いなどで、これまでの自分の分析や根拠とは全く違った形で買いや売りをいれてしまう。ということはないでしょうか。

 

さらに怖いのは、ロットや掛け金を勝手につり上げてしまうことです。

 

だんだんと余裕がなくなり、一攫千金で資産構築したくなります。自分の身の丈に合った予算を大幅に超え、生活費や家庭における固形費などにも手を出すようになります。

 

しかし、たいがい、そうして急な思いつきで参入すると、市場は優しくありません。

 

だいたい損する方向にチャートが動き始めます。

 

もしこれで暴落の憂き目に遭ってしまった場合、もう残っているのは紙切れ同然の株券と、幾ばくかの生活費くらいです。もうそうなると、投資どころではありません。また余裕資金を作るために、ゼロやマイナスからスタートすることになります。

 

そうならないために、自分がどのくらいまでなら無理して資金を投入できるか。といった資金管理に立ち戻ることは大切です。

 

負けを取り戻すためのトレードを目指しているわけではありません。持続的に投資を継続していくための学びです。

 

今後何回、もしくは何年の努力で、自分の資金がいくらになっていくのか。それだと投資はできるのか。生活はできるのか。など、手持ちの資金をきちんと管理し、冷静になりましょう。

 

一時の負けは、きちんと修正すれば、投資の継続で取り返せます。ですが、ここで感情的になって資金管理を忘れれば、致命的な損失を食らってしまうことにになります。

 

今いくらまでなら資金投下していいのか、これをしっかり把握しておきましょう

 

3.自分のルールを再設定する

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ルール作りと再設定をくり返し、精度の高い自分の投資ルールを築きましょう

記録をつけながら、自分の投資のルールを作りなおしていくことが大切です。

 

失敗したときには、自分のルールに従っていたのか、またはルールに欠陥があったのか、などを記録を元に確認します。

 

そこで、自分の投資ルールが間違っていることに気づいた場合、そこを修正します。

 

たとえば、FXでは移動平均線ゴールデンクロスになったら買いにしていたが、上手く利益が出ないことが続いたら、ボリンジャーバンドを付け加える、もしくはボリンジャーバンド中心に切り替える。と、買いの根拠を変えて、また実験していくという感じです。

 

そうすると、以外にも、移動平均線のほうが上手くチャートを読めるときと、ボリンジャーバンドの方が上手くいくときなど、時と場合によって、結果が上手く出るタイミングなどが感覚的に分かってきます。

 

まさにここが経験になるのだと思います。テクニカルやオシレータをさまざまに試しながら、記録を取り、実験し、修正する。こうした作業を積み重ねていくことで、ランダムなチャートをすこしずつでも理解していき、すこしずつ利益にかえていくのがよいと思います

 

まとめ 結局一攫千金はない

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一攫千金を狙えば、必ず暴落に絡めとられてしまいます

間違いなく言えることは、一攫千金のような結果だけはない、ということです。

 

短期トレードにしても、長期投資にしても、努力を積み重ねて、少しずつ利益を重ねていくことで、やがて大きく収益が得られるようになっていきます。

 

ここまでの話をまとめていきます

 

1.投資日記やブログなど、記録をつける

2.資金管理に立ち戻る

3.自分のルールを再設定する

 

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失敗したって大丈夫。なんどでも立ち上がりましょう

途方もなく長く、大変な作業に思われますが、反面こつこつとした努力が認められる世界でもあります。

 

労働は、努力しても、その収益は頭打ちになってしまいます。労働で収益が得られるうちに懸命に働き、投資に回し、経験と努力を重ねて収益をさらに増やす。

 

その過程で遭遇する失敗については、こつこつと修正をかさねる。これによって投資家としてのレベルが上がり、盤石な利益をきずけるようになるのではないかと思っています。

 

だからこそ、失敗してもいい。そう思って気長に挑戦していけば良いのではないでしょうか。焦らず、じっくりと資産形成をしていこう。僕もそう思いながら投資を続けています。

 

 

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