利回り5%を実現するために。手堅い3つの投資の組み合わせを公開。

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このブログでは、インカム投資を中心に、ちょっとずつでも手堅く資産を増やす方法について書いてきました。

どか5%の利回りで何年か運用することで、複利の効果が働くこと、時間をかけることで大きな資産形成が可能であることを紹介してきました。

これまでは、その利点について説明してきたことが多かったですが、実際に利回り5%を実現する投資の手法については、説明が少なかったと思います。

せっかく投資に興味をもてても、じゃあ実際なにを買ったらいいの?具体的な商品は何よ?と言われると、抽象的な回答にとどまっていました。

もちろん、具体的な商品名を挙げたところで、その運用が明日から崩れてしまうかも知れないので、とんでもないミスリードをしてしまうかも知れません。

ですが、せっかく興味を持ったのに、紹介している側が何一つ具体的な手法を示さないのも、事例に乏しいかな、と思い、試みに自分の投資の仕方を公開してみることにしました。

利回り5%を実現するために。手堅い3つの投資の組み合わせを公開。

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今回は、比較的手堅くて、5%以上の年利回りを実現できそうな投資商品を選んでみました。

インカムゲインをメインに、値崩れが起きにくそうなモノ、それでいて今後も比較的安定的な配当や分配金が出そうなモノ、自分が実際に購入しているもののなかでも、とくにディフェンシブな商品について紹介してみようかと思います。

実際に、僕はこのラインナップで長年運用し、じわじわと現金を確保してきました。いまは作った資産を不動産にかなり入れていますが、最近はもうちょっと紙の資産を多めに持っておけば良かったと思っています。

数百万を動かしている投資家ではありませんので、あまり参考にならないかも知れませんが、こうした商品に毎月10年くらい資金投下すれば、夫婦二人分の生活費が出るくらいの配当生活にはなるんじゃないかと思います。

完全ではないのは分かっていますが、あくまで一つの参考になれば幸いです。

ただし、投資にリスクはつきもの。100%ではありません。無責任に聞こえてしまうかも知れませんが、投資はあくまで自己責任でお願いします。

1.米国株式(おすすめ:バークシャーハサウェイ株)

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投資の神様と言われる、ウォーレンバフェットが会長をつとめる、アメリカの投資会社です。

もともとは繊維会社でしたが、バフェットが買い取ったところから、少しずつ路線変更し、いまでは投資会社となっています。

バフェットの徹底した会社分析によって選び抜かれたいくつかの会社へ、この会社が投資することによって利益を上げています

詰まるところ、バフェットという神様クラスのファンドマネージャーが、自らの生涯をかけて作り上げてきた投資商品の組み合わせが、この会社を形作っているとも言えます。

バフェットの投資歴はもう70年以上です。人間でこれだけ投資で結果を残せている人はいません。となれば、このバークシャー・ハサウェイ社にそのまま乗っかることで、一定の利益を期待できるというものです。

バフェットの年間での平均運用率は、120%といわれています。世界一の投資家でも、年率20%程度?と思われるかも知れませんが、70年間ずっと勝ち続けていて、なおかつ20%の年利回りを出せる、というのは至難の業です。

バフェットの言葉に「ゆっくりお金持ちになろうなんて言う人は、そうそういない」というモノがあります。

しかし、これこそが複利を活かすための真理でもあります。バークシャー株は配当こそありませんが、その株価自体が、平均年率20%で伸び続けています。

アメリカの数多くの投資家も、こぞってこの会社に投資しています。バフェット自体はもう80歳をこえており、だいぶ高齢ですが、後継者もいるようですので、長期投資で成果を出してくなら、外せない銘柄といえるでしょう。

僕も3年ほど前までバークシャー株は持っていました。不動産購入のため、売ってしまいましたが、また買いたいと思っている銘柄です。しかし、僕が保有していたときよりも、株価は上がってしまいました。

バークシャー株は、爆上げも爆下げもなく、淡々と上がり続けている、というのも特徴です。地味な利回りながら、何十年と株価は上がり続けているので、安定感もあることでしょう。 

2.インデックス投信(おすすめ:SBI-SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド)

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SBI-SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド自体はまだ歴史が浅いので、実績はありませんが、インデックスファンドが手堅いのは、前にもご紹介の通りです。

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なかでもS&P500はアメリカを代表する企業500社の株価の平均値です。これを指標とした投資信託ですので、信頼度は高いと思います。

僕自身が投資を始めたときは、実はインデックスファンドは使いませんでした。

国内REIT日本株式の毎月配当型投信を使いました。本格的に買い始めたのは、2008年のリーマンショックの直後、結果的には価格が下がりきったところから偶然買い始めたので、分配金利回りは数年間20%以上出ていました。

こんなにいい投資はない、と一挙に資金投下を続け、1000万円まで持ち上げましたが、その後東日本大震災、マイナス金利政策などの流れのなかで損切りできず、配当も元手も下がり、300万位すっとんでしてしまいました。

もともと毎月配当型はタコ足配当と言って、元手を削って配当を出すため、配当が出ても、基準価額が下がり、結局儲からないと言うのがいまや定説となっています。

若かったこともあり、毎月でる配当のお小遣いに気を取られていて、よく分かりませんでしたが、この時にタコ足配当の恐ろしさを厳しく実感させれれました。

長期投資なら、長い間価格が変わらず、配当も一定、ボラティリティ(価格の変動幅)も広くないものが望ましいですので、それならばS&P500のインデックス投信が期待できると思います。 

 

3.国内投信(おすすめ:鎌倉投信

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国内の「いい会社」に投資する。をモットーに、独自の投資手法を開発しながら、投資先を徹底的に検討し、ファンドに組み込むという、慎重なスタイルを貫く投資信託会社です。

商品は「結い2101」一本。これのみです。

それだけに、この「結い2101」という投信に、鎌倉投信なりの独自の視点での「いい会社」と組み込んでいます。

もともとは、「投資はきれい事で成功する」という本も書いている新井和宏さんという天才的なファンドマネージャーが創業者の一人にいた会社です。

新井さんは、とても優しい方で、人に優しい会社社会にとって貢献している会社、いい影響を与えている会社、健全な経営をしている会社 などを集めて「結い2101」を作りました。

自分がブラック同然のファンドに勤めていた経験もあって、そしてそこで病気になったり、悩んだりと苦労したこともあり、人に優しい、あたりまえの業態で経営している企業にもっと目を向ける必要がある。ということでこのファンドを立ち上げました。

僕も新井さんに会ったことがあります。この会社は毎年一回、全国の都市を行脚し、この一年の年次報告会を行うのです。

この壇上に新井さんが立たれていました。もう今は会社を辞め、自分で新たな事業を立ち上げていますが、2016年、17年くらいの当時は、責任者として今年一年の投資先の投資理由や運用成績について、新井さん自身が説明しておられました。

会が終わった後、書籍にサインをもらいに並んだところ、僕のような一回の投資家にもとても優しく接してくださいました。

と、ちょっと市場が入っているようにも見えますが、この会社の商品「結い2101」は、とても運用成績が安定していて、このコロナ禍でもいまだに実績を伸ばし続けています。

僕がこの投信に注目し始めた当時、一万口あたりの基準価額は16000円から17000円くらいでしたが、いまは19000円当たりを着々と推移しています。

不況にも強いのが特徴で、コロナ禍では一時的に18000円前半くらいまで一旦下げましたが、基準価額が下がると根強いファンが買うようで、また上昇してきています。

ここに投資する多くの投資家が、ドルコスト平均法により一ヶ月に数万円ずつの金額買い付けを行っていますが、こうした明らかな下げとなると、途端に買い増している人達もいます。

配当はだいたい毎年全額再投資されるため、分配金はありませんが、手堅く5%の年利回りを狙うなら、それに見合う価格の上昇はあると言えます

まとめ 高利回りを実現するために

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ここまでの話をまとめてみます。

1.米国株式(おすすめ:バークシャーハサウェイ株)

投資の神様、ウォーレンバフェットの投資に乗っかってみてはいかがでしょうか。

2.インデックス投信(おすすめ:SBI-SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド)

アクティブファンドを上回る運用と言われるインデックスファンド、なかでもアメリカの優良企業500社からなるS&Pのインデックスファンドを組み合わせて、より手堅く!

3.国内投信(おすすめ:鎌倉投信

日本の優良企業を組み合わせている鎌倉投信の唯一の商品である「結い2101」で国内企業への投資も抑えてみてはいかがでしょうか

といったわけで、この3つの投資を組み合わせれば、より手堅く年利回り5%を達成できるのではないかと思います。

以前ご紹介の通り、年利回り5%といえども、毎月5万づつ追加投資しながら40年ほど運用すれば、億を突破します。

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もちろん、これは投資を知るためであり、また手堅く運用するためのものでもあります。

1個だけでも十分手堅いと個人的には思いますが、この3つの組み合わせであれば、数十年資金投下するにも安心感はあるのではないかと思います。

しかし、手堅い投資に慣れ、安定して運用ができるようになれば、自ずとより高利回りを目指したくなります。勉強もし、積極的にリスクを取ることもできるようになるでしょう。

バフェット並とは行かなくても、年利回り10%、15%くらいは目指せるようになれるでしょう。

もし、200万円を15%で回せたら、一年で30万円が収益です。けっして不可能な貯金額でもない金額で、ちょっとしたボーナスが入ります。

400万を15%なら、60万円です。家族4人で1~2ヶ月分くらいの生活費はまかなえる額ではないでしょうか。

手堅く5%で回しながら、投資について知り、より高利回りな方法や、あるいはトレードなどを学ぶと、年利回りはもっと上がると思います。

手始めにこうした商品を組み合わせ、300~400万位になるまで一定の資金を貯めながら、そのまま続けるも良し、さらに高利回りで増やしていくのも良し、というわけです。

確実な資金のベースをご家庭に残すこともできます。何から手を着けていいかわからない、もしくは数千万の置き場所に困り、守りになる投資をしておきたい、などということであれば、このあたりのファンドを狙ってみるのはいかがでしょうか。

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