投資家なら何を勉強するべきか。成果を出すための大人の勉強科目5選

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生涯学習。あなたはこの言葉にどんな感想をもたれるでしょうか。

一生勉強するなんて、いやだなぁ、かったるいなぁと思ってしまうかも知れません。

僕も、行政やテレビなどでこの言葉を見る度に、へこんでしまいます。

ですが、思いもかけずこの歳になっても勉強が続いています。

不思議なのは、いつの間にか勉強せざるを得なくなっていることと、資格取得のような勉強ではなく、成果を上げるための情報収集をやっていたら勉強していた。という感じで勉強していることです。

投資家なら何を勉強するべきか。成果を出すための大人の勉強科目5選

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情報収集とはもちろん、新しい言葉を覚えたり、小難しい論文や書籍を読んだりという行為になってきますので、やってることは勉強しているようになっているのですが、学校時代のいやいや勉強する、というスタイルとは、ちょっと違っています。

今やっている勉強は、興味のあることであり、それを知ると、より自分の興味を深められる、そんなことを貪欲に知る、ということをやっています。

よくよく考えてみれば、人間趣味などの分野でも、よりそれを深めたい、上手くなりたい、よりその趣味で気持ちよくなりたい、とおもえば、新しいことはもちろん、それまでに積み上げられた知恵なども知りたくなるのではないでしょうか?

大人になっても、勉強することは大切だと思うようになったのは、35歳を越えてからです。

それまでは、情報を積み重ねて記憶していくと言う行為が、それほど大切には思えませんでした。

情報にはトレンドもあるし、玉石混交だったりもして、僕には集める意味がないように思えていました。

それだけに、読書をすること、ネットなどで情報を集めていくこと、集めた情報をくみあわせること、結果として収益に結びつけることなどについては、僕自身の中には体系化されたものはなく、その場しのぎのものとなっていました。

資格取得のためだけに勉強するのではない

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会社員の方の中にも、自分のスキルアップのため、勉強する人はいると思いますし、そうしたつらい修行を乗り越えて、数々の資格やスキルをたずさえ、社内で頭一つ抜きん出た存在になっていく人もいます

その知識が必要だから、勉強する。というひとも、よくいると思います。こうした苦行に耐えられる人はもちろん問題ありませんが、今回取り上げている勉強は、それとはまたすこし違うおもむきです。

たとえば、サーフィンを好きな人が、どうやったら波に乗れるかを研究するかのように、外食好きな人が、次に行くべきステーキの美味しい店を探求するかのように、自然な流れで、自分の目標や趣味を深く探求していくことがこれに当たります。

そういう意味では、みんなが生涯学習をしている、といえます。

仕事を終えて家に帰り、酒を飲みながらバラエティ番組を毎日見ているとすれば、次に見るべきお笑いコンビはだれか?このつまみにはビールが合っているのか?などを自然と考えることになります。

そういった毎日を送っていれば、バラエティや人の噂などに詳しくなりますし、酒の種類や酒のアテ、仕事を終えたあとの時間の使い方について、自分なりの探求がなされていくことになります。

投資家の生涯学習となれば、どうでしょうか?すくなくとも、晩ご飯に詳しくなっても、テレビのお笑い番組に詳しくなっても、あまり収益が上がりそうにありません。

もし、投資家と言う仕事が(仕事と言えるかよく分からないところでもありますが(-_-;))好きならば、やはり投資について詳しくなりたいと思うところでしょう。

そうなれば、バラエティ番組や毎日の献立のことよりも、投資家の考え方や市場の動向、新しい投資の方法や、今まで積み上げられてきた有効な投資方法などについて、より知りたくなってきます

毎日の民放4局のニュースくらいでは、どうしても情報として物足りなく感じられてきてしまうのです。

どうしたら、儲けられるか?どうやったら、収益に繋がるか?こういうことを知りたくなってくるため、資格の勉強とは、また一線を画すことになってしまいます。

もちろん、ファイナンシャルプランナー宅建の勉強が、収益に全く繋がらないわけではありません。簿記や会計士の資格をとる勉強の中で、より投資に詳しくなると言う展開は、もちろんあります。

ですが、あくまで目的は収益であって、資格の取得ではありません。ましてや、会計士資格を取って、会計事務所に就職したいわけでも、宅建を取って、大きな不動産会社に就職したいわけでもないのです。

今回は、そういった意味合いで、投資家としては、どんな科目を勉強すべきか、ということを個人的に書き連ねてみました。

共感が得られるか分かりませんが、学校で教える科目、教えない科目を含めて、一人の投資家の生涯学習の一つのあり方だとおもって眺めてもらえたらと思います。

1.テクノロジー

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いままではそこまで必要と感じることはありませんでしたが、ここ数年の技術の伸びを見て、自分が機械に弱いことも含め、急激に勉強すべき分野だと思っています。

苦手な分、伸びしろもあるんじゃないか、と思っています。

投資家としても、テクノロジー分野全体の伸びについては、知っておいて損はないですし、身近なモノとしておくことで、今後の投資をよりいっそう有利にできるとも思います

GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)に表されるアメリカの巨大企業は、高配当な上、株価の価格そのものも好調に推移しています。

こうしたIT関連企業の周辺分野には僕も大変お世話になっていますし、そうした世界のもつ様々な可能性も非常に感じています。

ツイッターやLINE、ZOOMといったアプリ系統もどんどん人々に認知が広がっていますし、利用も増えています。

また、スマホやパソコンといった端末も、ますます多様化し、使用料も増えそうです。

インターネットの普及は、通信の世界も大きく変えています。

ブログに挑戦したことによって、GMOのように、ドメインやサーバーなどを取り扱うことでおおきな収益を上げている会社があることも知りました。

おそらく小・中学校あたりで、こうしたテクノロジーにお世話になることはあっても、テクノロジーを提供したり、駆使したりする仕事があることについては、詳しく説明してないのではないでしょうか。

また、こうしたテクノロジー関連の会社株が大きく発展し、多額の法人税を納め、各国の経済を支えつつあることも、あまり説明されてはいないのではないでしょうか。

すでに巨人といえる存在でありながらも、分野としての認知度はガラパゴスの状態。

ここは、これからの日本社会と投資効率を考える上でも、もっともっと知りたいと思う分野です。

2.アート

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投資や経営は、かつてはロジカルシンキングが求められていましたが、論理的に考えられるだけでは、収益が上がる時代でもなくなっています。

もし、投資や経営が完全にロジカルだったら、美しい経営理論の実行こそが再現性のある収益獲得の方法です。だとすれば、どの会社も、どの投資家も、いっていの理論を実行することで、莫大な収益を上げることになります。

ですが、そうはいきません。もはや金融の世界では、20年ほど前に金融工学アメリカで大流行した後、衰退を見せています。

金融工学とは、経済活動をロジカルに分析し、儲けのパターンをパソコンに計算させ、収益を狙う、という、いわば究極のロジカル型経済活動です。

しかし、金融工学は期待に反して大きな収益をもたらすことはできませんでした。

経済活動は、ロジカルであり、アートなのです。これなら儲かる!という絶対法則はなく、いつも人々の機嫌によって経済は盛り上がりと衰退をくり返してきました。

つまりは、経済活動も、人を感動させなければ、大きな収益は得られないのです。冷徹に理論だけを振りかざしていても、望む収益は得られません。

人を感動させたいなら、自分がまず感動を知らなければなりません。だからこそ、アート(芸術)なのだと思います

3.体育

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とにかく、度胸と体力を使うのが投資活動です。しかも、複利の効果をじんわりと得ていくインカムゲイン投資を常とするなら、長生きすることが最大の勝負所です。

30歳で投資を始め、10万円を元手に年利7%程度での運用を続けた場合、70歳で死ぬのと、90歳で死ぬのとでは、収益に雲泥の差が出ます。

せっかくインカムゲインを得られるようになっても、死んでしまったら、その恩恵には全くあずかれません。

そのためにも、健康がかなり大切です。投資家の方々でも、健康に気を遣っている人、身体を鍛えている人はたくさんいます。

この世での楽しみ方を知っている方達だけに、この世での生活を一分でも楽しむため、みなさん努力しているのかも知れません。

4.技術、家庭科

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テクノロジーと似ている部分ではありますが、不動産投資の分野なら、多少は工務店に騙されないためにも一般的な大工技術、DIYの領域くらいはある程度抑えておくと、経費をしっかり抑えられます。

工務店にも、騙されずに、法外な工賃を請求されずに済みます。

また、パソコン技術で代表されるプログラミングは、これからもどんどん要求される分野であり、お金を産み出すことのできる、種銭ならぬ、種スキルです。

また、服飾や栄養に詳しくなっておくと、飲食店経営を初めとした客商売において、デザインやメニューの領域で大きな力を発揮できることになります。

5.道徳

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左が竹田和平氏、右がバフェット氏。どちらも投資の神様と言われています。

意外にも、ここで道徳を外すことはできないでしょう。見方によれば、これがもっとも重要なのかも知れません。これを5番目にあげている時点で、僕はたいした投資家ではないのかも知れません。

日本のウォーレン・バフェットとよばれる、天才的な投資家に、竹田製菓社長、竹田和平さんがいます。

竹田和平さんは、学校とはそもそも、道徳を学びに行くためのもの。と、著書の中でも何度かお話しされています。

江戸時代の子供達は、論語などをはじめとした、昔のありがたい教えを知り、知識に蓄積するために寺子屋に行ったと説明されています。

そのありがたい教えを知るためには、まずもって文字が読めなければならない。言葉を知らなければならない、というわけで、習字をし、言葉を覚えたというわけです。

ありがたい教えを知り、規律を覚え、生活に活かすことによって、あるべき生き方である「徳」を積んでいくことができる。とも解説されています。

この積んだ徳の量が多ければ多いほど、目指す生き方に近づくというのです。

投資家になぞらえて考えれば、徳をたくさん積めば、自然と儲かるようになる、ということでしょうか

竹田和平さんの口癖には、つねに「徳を積むこと」がくり返されていました。人としてのあるべき姿を積み重ねることこそが生き方の本質であり、竹田さんにたくさんのお金ももたらしたのではないかと思います

まとめ 学校の主要5教科以外の4教科こそ侮れない

ここまでの話をまとめますと、以下の科目は投資家にとって重要となります

1.テクノロジー

2.アート

3.体育

4.技術、家庭科

5.道徳

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もちろん、主要5教科は一定の重要性はありますが、義務教育期間で学べるものがある程度理解できていれば、そんなに問題はないと思います。

優秀な公務員や会社員になるのなら、もちろん必要になりますが、投資家であれば、あとで好きなモノをすきなだけ学べば良いのです。

こうしたなか、小・中学校で比較的5教科にくらべ日の目を見てこなかった「それ以外」の科目の重要性に気づかされます。最近になって、さらにそれを感じるようになりました。

しかしながら、学校もさすがなもので、全く教えないわけではなく、そのほかの教科として、きっちりと教育カリキュラムの中に組み込んでいるのです。これはなかなか凄いことだと思います。

というわけで、最近は自分の子供にも、5教科中心ではなく、9教科の中で、興味を持てるモノを探すように指導するようになりました。

また、学校で教えない、テクノロジーのような分野、または少ししか教えない道徳の分野についても、その大切さを話すようになりました。

こうした9教科、もしくはそれ以外もふくめると10教科のなかで、追求できる分野が一つでもあれば、それを探求して欲しいと思っています。

僕自身も、実際は今日述べた5科目あたりをいまは重点的に学んでいます。

すべては、自分の生活を豊かにするための生涯学習です。だれからも指示されず、就職やスキルアップのような打算もなく、好きをより好きになるために、さらに学習を続けていきたいと思っています

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