貯金と投資のコラボ。貯めると使うをバランスよくする3つの方法

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貯金と投資はどのようなバランスで続けていくべきなのでしょうか。

 

日本人に多いのは、全額貯金で、投資はまったくしない。というスタンスでしょう。

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ですが、賃金が横ばいの中、物価が緩やかに上昇している景気状況で、貯金だけしていく考え方は、もはやリスクです。

 

長い間賃金が変わっていないせいで、日本人の感覚では物価は変わらないような感覚ですが、物価は上昇しています。

 

賃金が横ばいなのです。しかもここにリストラや企業のブラック化が重なりかけてきているので、同じ賃金を享受できている人の割合は、事実上減ってきていると言う現状です。

 

こういった環境で、日本だけがえせユートピアのような価値観になっていて、20数年間かわらない物価で生活しているというイメージが残っています。

 

投資は少なからず資産ポートフォリオのなかに入れておかねば、どんどん貧乏になってしまいます。

 

目次

 

貯金と投資のコラボ。貯めると使うをバランスよくする3つの方法

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かといって、全額投資する、と言うのも、いざ何かでお金が入り用になったときに、換金に時間がかかってしまいます。

 

流動性の高い株ですら、売りを入れて、手元に現金がくるまでには5日くらいかかってしまうのです。

 

特に投資を始めたばかりの方や、これから投資をしよう、という人にとっては、全額投資など、無謀にもほどがありますし、やりたくもないでしょう。

 

そこで、安心して投資を続けるために、手元にどのくらいを残しながら資金投下していけばいいのかを考えてみたいと思います。

1.収入の10分の1を貯金する

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まずは、毎月の収入から定期的に投資の種銭をつくっていきます。基本的に、借金を重ねない限り、いやもし借金を重ねていたとしても、生活を送れているということは、毎月はいってくる全体の収入が1円でも上回っているからです。

 

まずは一ヶ月当たりの収入の全体を把握します。借金しているなら、その借金の返済期日(1年後までに全額返済なら、1年)を確認し、1年ならば、借りている借金を12で割ったものが月の借入額です。

 

たとえば120万円を10年後に返済するとして借りたとすると、毎月1万円が収入の他に加算できる金額です。

 

そうすると、毎月の収入の流れが計算できます。

 

サラリーマン家庭であれば、毎月の月収がありますから、計算しやすいかと思います。

 

そうして算出される金額が、毎月の収入となります。ちなみに、住宅ローンはすでに住宅に借入金を使ってしまっているので、先ほどの計算をしないでくださいね

 

おそらく、毎月の支出にはでこぼこがあると思いますが、生きている限りは、この真の月収のなかに収めていることになります。そうでなければ、資金繰りはショートしているはずです。

 

少しゆとりがあるか、カツカツなのか、貯金を少ししているのかは、人によりけりとなりますが、とにかく、ここで算出した金額の10分の1を貯金に回し、のこりの10分の9で生活していくようにして、投資の種銭を作っていきます。

 

会社員の場合だと、毎月の収入が給料のみからのケースも多いと思いますので、計算しやすいかと思います。ただし、ボーナスもしっかり計算に入れてください。

 

年収480万の会社員であれば、月収は、40万ということです。このうち4万円をかならず給料が入ったその日に貯金するようにし、のこりの10分の9で毎月生活していきます。

 

財形などを利用するのも良いかも知れません。

 

とにかく、ダイエットや筋トレなどと同じく、少しずつを継続していくと、貯金をコントロールする力、すなわち筋肉ならぬ、金肉がついてきます。

 

 

2.貯金の365分の1を毎日コツコツと投資していく

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先ほども述べたように、このようにして種銭を貯めていきます。10ヶ月もすると、40万円になりますので、それなりの資金にはなるでしょう。

 

また、そこまで待ちきれない、という人であっても、最近の投資は100円からできますので、虎の子の4万からでも投資していくことができます。

 

しかも4万円全額をいきなり投資する必要もありません。1年間毎日お金を投入したいなら365、3日に1回程度なら122、週に一度の楽しみにするなら52くらいで割り算し、投入額を決めます。

 

この割った金額をインデックス投信などにふり向けていきます。僕も貯金がないとき、それでもインカムゲインの出る投資がしたかったので、このスタイルをよく使いました。

 

いまでも少ない資金からお金を増やしたいときには使っている方法です。この方法だと、たとえば毎日投資なら、4万円を365で割った110円を毎日投入できます。実際は日月は投信の相場に動きは見られないので、110円を20日間投入する程度で済みます。

 

3.貯金も投資も楽しみ続ける

 

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このような投資方法は、とても少額ですが、相場観が養われ、投資情報に敏感になりますので、なかなか有効です。

 

今日は資金投入せずに、明日にしよう、とか、投資する投信を一つではなく、2つや3つにしてみようなど、戦略を練り変えたりすることもできます。

 

まるでお金持ちにでもなった気持ちで投資できますので、この4万円でかなり投資を楽しむことができます。

 

さらに、翌月にはまた4万円を入れるのです。初月およそ2,000円強ほど使っていますが、およそ37,000円は手つかずです。資金は77000となります。

 

これをまた365で割っていきます。投資開始2ヶ月目は、毎日210円を投入できることになります。ほぼ倍の金額を投じることができ、それなりの貯金を残すこともできるのです。

 

つねに先々に11ヶ月分の資金投下の余力を残しつつ、投資経験も積めます。しだいに購入している投信からは配当が再投資され、徐々にひとかたの資産として成長していきます。

 

最初は貯金の色が濃いこのやり方ですが、投資を組み合わせることで比較的楽しく続けられます。10分の1を頑張って出し続けようというモチベーションも維持されます。

 

貯金だけでも10ヶ月で40万以上、20ヶ月で80万円以上の資金形成となります。ここまでくれば、月4万円を捻出する習慣も、しっかりとついてくるでしょう。

 

貯金の比率をもっと投資にまわしても、損せずにより効率よく増やせるだけの力もついているとおもいます。

 

いままでの80万円をまるまるストックとして、何か有事の時のためにとっておき、あとは毎月はいってくるフローの4万円は、全て投資に投入すれば、資産拡大も加速します。

 

一般的には、毎月4万円を投資に投入し続け、年利6%で運用すると、22年後には2,000万円に到達します。老後2,000万円問題もこれで乗り越えられるのではないでしょうか。

 

なにより貯金と投資を同時に楽しむことができますし、貯蓄額が増えた頃に、たくさんの投資情報と投資判断基準を手にしていることでしょう。

 

あとは、自信を持って投資を楽しんでください

 

まとめ もちろん人生を楽しむことは大前提です

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ここまでの話をまとめますと

 

 

1.収入の10分の1を貯金する

2.貯金の365分の1を毎日コツコツと投資していく

3.貯金も投資も楽しみ続ける

 

となります。

 

投資の目的は、人それぞれですので、そもそもなんで投資しているのか。ということは忘れないようにすべきです。

 

そうでないと、守銭奴のような生活になってしまって、目標の金額は達成しても、まったく生活はたのしくないという、薄っぺらい人生になってしまいます。

 

お金は大切なモノですが、人生にとって一番大切なものでもありません。

 

たのしく、かしこくお金を増やして、充実した人生に結びつけたいものです。

 

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