資産と負債を見分けよう。お金を増やす賢い買い物の仕方。

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お金は使ってこそふえる。まやかしのような言葉ですが、よく聞く言葉です。

 

お金に興味を持つようになってから、とくにこの言葉が耳に入ってくるようになりました。たぶん、いままではもっとたくさん言われていて、意識して聞けるようになったんだと思います。

 

初めて聞いたときは、僕は発言者はやけっぱちになっているのかと思いました。でも、多くの金持ち本や、実際の資産家の意見をよく耳をそばだてて聞いても、同じことをよく言っているのを聞いて、一帯どういうことだろうと疑問を持つようになりました。

 

疑問の解決は、有名なロバートキヨサキの「金持ち父さん、貧乏父さん」の中にありました。当時はこの仕組みを知り、またそのほか資本主義の仕組みをこの本で知って、夢中で読んだものです。

 

答えは資産の購入でした。世の中の買い物には、資産と負債の2種類あります。これは会計学上の話ではありますが、たしかに2種類あります。

 

資産と負債の2種類を明確に見極めることができ、資産を買い集めることができれば、少なくとも貧乏からは脱出できます。

 

今回はこの資産と負債の2種類について、くわしく考えたいと思います。

 

目次

 

資産と負債について。

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辞書や辞典での概念では、なかなかつかみづらいモノがありますが、ロバートキヨサキさんによる解釈が分かりやすいと思います。

 

それは、「あなたのポケットにお金お入れてくれるモノ」です。これが資産ということになります。お金持ち、とくに代々資産家の家は、綿々と子々孫々に何が資産で、何が負債であるかを徹底的にたたき込んでいるそうです。

 

簡単に言えば、以下のようなものになります。

これで全部というわけではありません。一例に過ぎません。そしてこれはあくまでお金に限った話です。つまり、持っているだけで配当や利息というご褒美が出るもの。これが資産です。資(お金)産(産み出す)というわけです。

 

価格が上下するということではありません。配当や利息、分配金が出る、ということです。上記のモノは、持っていれば、家賃や配当など、その資産の価格の上下とは関係なくお金が産み出されます。

 

逆に、どんなに値段が高くても、購入するのに苦労するモノでも、人道的に素晴らしいモノでも、お金を産み出してくれなければ資産ではありません。

 

だからよく言われる高級車や自宅などは、この考え方で行くと、負債ということになります。あれ、さっき不動産は資産に含んでいたじゃないか、と思われる方もいますよね。このあたりをこれから解説していきます。

 

1.家は資産か負債か

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一生のうちで、個人が1,2を争うくらいの高い買い物と言えば、家でしょう。こんなに苦労して買ったんだから、当然資産でしょ、と僕も昔は思っていました。なにしろ、「金持ち父さん、貧乏父さん」を読んだとき、もう住宅ローン組んでましたからね。

 

でも、あくまで「持っているだけでお金を産み出すかどうか」がポイントです。この考えでいくと、自宅として扱っている以上は、お金は産み出してくれませんので、負債となります。

 

住宅ローンは、当然僕らにとって負債で有り、住宅ローンを受け取る銀行にしてみれば資産というわけです。なにしろ、住宅ローンの債権があれば、何もしなくても利息付きで毎月債務者からお金をもらえるわけですから。

 

では、家を資産にするにはどうするか。賃貸することです。賃貸に出して借り手がついたところから、家は資産になります。あなたはその家の権利書を持ち続けているだけで、家賃という利益が得られます。

 

それじゃあ、利益が出ても、住むところが亡くなっちゃって、本末転倒じゃないか。と思われるかも知れませんが、そのとおりです。

 

airbnbなんかだと、自宅に住みつつ、余った部屋を貸している人なんかもいますよね。あのスタイルはうまいですよね。自宅に住みつつ、自宅を資産にしている訳です。

 

2.資産から生まれる定期収入がインカムゲイン

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というわけで、資産から何もしなくても(←ちょっと大げさな表現ですか)得られる収入のことをインカムゲインと言います。投資には2種類有り、このインカムゲインのほかには、相場の上下動を読んで売買の利ざやで稼ぐのが、キャピタルゲインです。

 

どちらかというと、キャピタルゲインの方が遙かに有名ですよね。安く株を買って、高く売る。この単純な構造は、小学生でも知っている、株のもうけ方の原理です。ですがこれは、キャピタルゲインのほんの一部分しか説明できていません。

 

少し話はそれますが、先日、中3の娘が、学校で公民の時間に株の勉強をしたとのこと。パパの好きな投資の勉強をしてきたよ、と娘に内容を教えてもらいました。

 

「学校もようやく金融教育の必要性をわかってきたのかな」とおもって聞いていましたが、授業の中では、過去の実際の株式のデータを見ながら、たった3回の取引で利益を出してみよう、という内容だったと聞いて、腰が抜けそうになりました。

 

いきなりキャピタルゲインのとり方から教えているわけです。これが株というモノなのかと、いたいけな中学生達が思ってしまったら、みんな大損してしまいます。それもたった3回の取引で利益を出すなんて、神業ではないでしょうか。教え方が根本から間違っている気がします。

 

娘も、上手く利益を出せなかったようで、残念がっていました。残念だけど、その授業のことは忘れなさいと言いました。世の中には、投資というモノが有り、代表的なモノが株だ、くらいでいいよ、といっておきました。高校受験が終わったら、じっくり説明しようかと思います。

 

といったわけで、そのくらい、日本では投資と言えばキャピタルゲインなのです。ですが世の中のお金持ちがこれで資産を築いている訳ではありません。

 

大きな資産から、安定した定期収入を得る。これがインカムゲインで有り、投資の本流です。そのインカムゲインを得るために必要になるのが、資産の山、つまり大量のお金というわけです。

 

3.資産と負債を見分けよう

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かといって、闇雲に賃貸用の不動産を買ったら資産なのか、株を買ったら資産なのか、といえば、これも厳密には違います。特に何もしなくても収入が得られる分、管理には十分な知識や知恵を使う必要があります。

 

とはいえ、難しい経済理論をめちゃくちゃ知っていればいいというわけではなく、サラリーマンや主婦が自分の仕事をきっちりやるような感覚で十分だと思います。

 

この投資で、しっかり利益を出すんだ、という考えの基に、適切に運用すれば、それで十分収益は上げられるようになります。

 

投資経験や知識の量に差がありすぎる人から薦められたから、とかいうことで、盲目的に買うのが一番危険です。自分の意志に従って少額から買い進めるのであれば、人から教わるよりも絶対に確実です。

 

そういう投資は、もし失敗しても、次につながる勉強になります。

 

賃貸用の不動産も、そんなわけで盲目的に買ってしまって、まったく賃借人が現れなければ、負債となってしまいます。

 

株式は負債になることはあまりありませんが、よく知らずに高配当なところだけ見て購入し、その後会社が倒産すれば、ただの紙切れとなり、負債に変化してしまいます。

 

また、金や銀、プラチナのようなマテリアル系の財産も、配当が出ませんので、資産とは言いがたいかも知れませんね。

 

少し柔軟に捉えれば、マテリアル系のモノは、希少品のため、価格が徐々に上がっていきますので、資産と捉えてもいいかもしれませんが、「持っていれば、収入を産ん」ではくれないですね

 

資産が資産で有り続けるよう、購入する際に、これは資産で有り続けると見極めておくべきでしょう。10年は少なくとも価格が変わらない、とか価格が徐々にでもいいので上がり続ける、と見込めるモノで、配当が出ているモノが資産というわけです。

 

まとめ 思い出の品も、資産にはならない

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というわけで、もし銀行が資産と振り分けるとしても、家、クルマのたぐいは資産にはなりません。そして思い出に残るようなプレゼント、旅行、記念品などは、ほぼ負債です。収入をポケットに入れ続けてくれるモノ。これが資産です。

 

まとめますと

1.家は資産か負債か

自宅なら負債、賃貸に出すなら資産になります。住宅ローンは僕らにとっては当然負債ですが、銀行にとっては資産です。

 

2.資産から生まれる定期収入がインカムゲイン

積み上げた資産からうまれてくる収入がインカムゲインです。安定的に得られ、しかも運用次第でどんどん増えるので、実は投資の本流といえる投資方法です。キャピタルゲインは華々しいですが、インカムゲインほど安定していません。

 

3.資産と負債を見分けよう

ただ不動産や株を買えばいいというものではありません。購入する投資商品そのものの価値が落ちずに配当を出してくれることがポイントです。負債にすぎないモノなのか、むこう20年くらい安定して資産であり続けるモノなのかはよく見極めなければなりません

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自分にとっての資産は何かを見極めよう

ちょっと最初は難しいかも知れませんが、負債と資産を見分けられるようになれば、買った資産がいずれ購入者の人生を助けるようになります。

 

負債と資産を見極め、注意深く資産を買い進めていきましょう。

 

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