大リストラ時代を乗り越えよう。会社員を脱出する3つの準備とは

もし、明日会社を辞めなければならない。こうなった場合、あなたには他の収入口がありますか。

コロナ時代の少し前あたりから、日本は大リストラ時代に入りました。政府の働き方改革が推奨されたあたりが引き金となって、副業の解禁とともに、早期退職制度の活用が相次いでいます。

早期退職制度ですので、クビではありません。ちゃんと退職金も出ます。それも少し上乗せで出ます。

僕も早期退職しました。会社から退職を勧められた形からの決意でしたので、会社に言われた時にはかなーりへこみましたが、会社が大きかったので、結構な額となりました。

一生のうちで、これだけの額を一括でもらうことはまずないな。くらいの額です。

裏を返せば、そのくらい支払ってでも、辞めて欲しいのです。会社は明らかに組織の時代から個人の時代に転換していると感じました。

会社は辞めて欲しがっている

この時すでに会社は、事務にはたくさんの派遣社員さんを雇い入れていました。営業には契約社員が沢山入っていましたし、本社にはコンサル会社からの出向も入っていました。

会社は終身雇用を約束することはなくなっていました。また業務遂行量についても、同じでは評価せず、右肩上がりで前期と一緒とみなすことを明言していました。

課長や所長といった昇格も難しくなり、その職責数も少なくなっていました。

優秀な成績をおさめてきた一握りの同期は、その中に入って大きな仕事をしていましたが、大部分は上に先輩たちがたくさん詰まっていて出世できず、昇給も止まったうえに、ノルマだけが上がり、仕事の裁量はどんどん狭められていました。

また、政府の発した働き方改革という言葉についても、敏感に反応していました。金曜日はファミリーフライデーで、16:00には業務を終了して帰ることが促されました。

当たり前だった残業は減らすよう指示され、残業時間が月80時間を超えないよう、労務管理が徹底されました。

早期退職、派遣や契約社員の増加、終身雇用の終焉、残業や職責の減少、就業時間の制限。これらをみても、会社が正社員を減らしたがっているのはよく伺えました。

同じことが、日本じゅうの大手企業で起こっています。そして同時に派遣切りなどという言葉もトレンドとなっている昨今です。正社員も派遣社員も関係なく、明らかに企業は従業員を抱えきれなくなっています。

こうした厳しい背景で、会社員はどのように過ごしていけば良いのでしょうか。もちろん出世街道を走っている人は問題ありません。

問題は、その出世街道から外れる人の方が多いのに、対策が全くないということです。今回はごく一般的なサラリーマンが会社から退職を促されても無事に脱出できるための道すじを3つ考えてみました。

今回の記事が会社脱出を検討する際の参考になれば幸いです

 1.支出を抑え、貯金する

まずは生活防衛資金です。転職するにしても、独立するにしても、先立つものはいくらか必要ですので、最低限の生活費は用意しておくことをオススメします。

とはいえ、それほど沢山用意する必要はありません。特に早期退職を使うのなら、退職金も出ますし、会社都合退職の扱いになるので、失業保険もけっこう出ます。

問題はこうしたお金が振り込まれるまでも、結構間がありますので、最低限それまで持ちこたえる資金が必要です。

あなたの生活費を出来るだけ正確に把握したら、退職金や失業保険が出る方は、その生活費の一ヶ月分を用意しておきます。

僕の場合も、退職してから失業保険が出るまでおよそ一ヶ月、退職金も一ヶ月弱かかりました。

転職がスムーズに決まることでもない限り、この期間は貯金を食いつぶしながらの生活ですので、この期間をしっかり乗り切る額を貯めておくことです。

ちなみに、退職金や失業保険が潤沢に出るのなら、できれば積立NISA(上限は毎月33,333円)やiDeCo(上限は毎月68,000円)に一年くらい入れ続けられる額はとっておくのをおすすめします。

例えば積立NISAに月30,000円、iDeCoに月20,000円くらいだとして、年間60万円。これは先取りして毎月入金するのがよいと思います。

僕はこれをやっていなかったので、フリーになってからの毎月の収入から入れていました。今でも結構大変です。

最初一年くらいは貯金する余裕もなかなかないかもしれないですので、がっつり入った退職金や失業保険をこちらに回しておくだけで、月5万円を投資出来ている状態になります。

あとは転職が成功すれば、収入はほぼ元に戻ります。フリーランスや起業される方は、もう少し多めの生活防衛資金をとっておくと安心かと思います。

最低限の生活費をだいたい半年分。一般的一人暮らしなら、月20万前後として、120万。家族4人なら、月40万前後として、240万くらいです。

これに先ほどのNISA、iDeCo費用の60万を追加で用意する。といった組み立てです。

僕もそうでしたが、フリーや起業の人は、退職金や失業保険をほぼ事業資金に充てていくことになります。その前に、最低でも上記の金額だけは先取りしておくことをオススメします。

そのほか、お子様がいる場合は、教育費がけっこうかかるので、あらかじめしっかり見積もるなど、それぞれの生活背景に応じて準備をしておきましょう。

ただし、教育資金についても、日本の補助金制度を活かすことでかなり安く抑えることができます。知るだけでかなり抑えられますので、事業資金の確保に役立ちます。

奨学金や教育ローンに行く前に、制度を確認するのがよいと思います。虎の子の退職金を事業資金に回す前に、生活費やら教育費で多くを先取りしてしまわないようご注意ください。

こうした資金が準備できたら、月3〜5万節約する方法をひねり出しておきましょう。

辞める前に家計を健全にしておくことで、あなた自身に自信や安心感をもたらします。

家計が健全で貯金があれば、たとえ事業に失敗しても建て直しがききますし、その判断も早く出来ます。

もしかしたら、もうすぐ会社辞めなきゃいけないかも、、と不安を抱えるなら、その間にあなた自身の家計の健全化を図っておきましょう。

もちろん、すでに貯金体質が出来上がっているなら問題ありません。

あとは、いまの収入とおなじだけ稼げる転職先や、フリーランスでの収入口を確保するだけです。

 2.副業して、収入口を増やしておく

政府の働き方改革の方向性から、副業が解禁となって久しくなりました。

いまだに副業禁止の会社も残っていますが、労基署との関係もあり、よほどのブラック企業以外は副業がしやすくなっています。

会社と同じく、国も会社員に副業をしてほしい、ということです。

こうした転換は、国も、国の経済を守る観点では、国民が一つの会社に勤め上げるだけでは、国力が上がらないことを自覚している証拠だと思います。

月5万稼ぐ副業があると、あなた自身の安心に繋がります。もし、月5万節約して、さらに月5万副業で稼げば、収入は10万円増えるのです。

積立NISAとiDeCoにほぼ満額資金投下できる体制も整います。資金拘束があるiDeCoではなく、自分で運用し、投資資金や事業資金を貯めることもできるでしょう。

また、副業レベルで月5万稼げるということは、本業に注ぐ時間をそちらに投下することで、もっと増やすことができます。もし会社を辞めても、生活していくだけの資金は確保できるのではないでしょうか。

副業は、直接収入が増えるほか、あなたが会社に依存せずに自活力を上げていくのに欠かせないツールです。転職時のアピールにもなりますし、その副業を本業にしてフリーランスになることもできます。

また今の会社でのパフォーマンス力のアップにつながることもあります。会社自体が自分に合っているのかどうか、それ推し量るための材料にもなります。

今の会社に勤めつつですので、副業5万はハードルが高いかもしれません。ですが会社からの脱出方法を確保することができます。得られる安心感はかなりのものです。

 3.配分して、3つの資本に投資する

ここまでで、最低限の生活費を確保するための貯金と節約、会社脱出のための副業についてお話ししました。

もうだいたいこれで会社は脱出出来るのですが、こんなものでは不安に思う方も多いと思います。

実際僕も、一定の貯金と不動産で一定の月収がありましたが、会社を辞めようなどとは思っていませんでした。

より万全に準備すべく、三つの資本へ投資しておくこともオススメします。ここまでしてしっかり回せるようになれば、むしろ独立したくてしょうがない、とすら思えるようになるかも知れません。

  3-1.金融資本

ひとつは当然ながら金融資本です。おもにペーパーアセットといわれる、株や投資信託を持っておきます。

これらの資産は、価格の上下はありますが、長期で考えてインフレに対応できるのが魅力です。

退職金がはいったら、人によっては数千万をずっと管理しなくてはなりません。銀行に入れっぱなしでは、価値が目減してしまいます。

世の中の経済の価値に合わせて、同じレベルで財産を保つために、株や債権、投信を組み合わせて持っておくことが必要になります。

自分で管理するのはかなり大変になりますので、ここで積立NISAやiDeCoを有効に活用しましょう。

積立NISAやiDeCoは政府オススメの手堅い商品のみが厳選されているので、大損しにくくなっていますし、投入額に合わせて節税にもなります。

積立NISAは増やしながら途中で引き出すことも可能です。またiDeCoなら65歳まで資金拘束できますので、ついつい使ってしまう人は、いくらかをこちらに配分しておくのも一つの手段かと思います。

また、積立NISAやiDeCoに何を詰め合わせるかについては、全世界株式やs&p500がオススメです。どんな商品かはリンクをご覧ください。

ただ銀行に入れておくよりは、有利な利息をつけながら資金を確保する。これで、より万全に会社脱出の準備がはかれます。

  3-2.人的資本

これは友達や家族のことではなく、あなた自身の稼ぐ力のことです。つまり、あなた自身の稼ぐ力を増やす自己投資のことになります。

自己投資というと、わりと資格の方に考えが行きがちですが、資格は広い人的資本のうちの一つに過ぎません。

今やっている仕事のスキル。またそのほかに持っている稼ぐスキル。それらを合わせたものが人的資本です。

例えば営業マンなら同じ業界に転職して、持っているスキルを活かすことができます。副業でブログを書いているなら、フリーになってブログに全振りしたり、webライターの仕事をとったりできます。

あなた自身は、金融資本以上の巨大資本である、ということです。これを活かさない手はありません。

今の会社の仕事に打ち込んで、どの会社に行っても通用するスキルを磨く。または副業のレベルを上げたり、副業に関連した仕事にも色々挑戦して、収入口を増やしておく。

こうしてあなた自身という人的資本にもお金や時間、経験を投資しておけば、会社脱出も怖くありません。

  3-3.社会資本

投資対象は、お金やあなた自身だけではありません。

特に会社を脱出するなら、いろいろなことを1人でやっていかねばなりません。

転職なら転職先で徐々に仲間ができてくると思いますが、起業やフリーランスとなるなら、さらに孤独道をまっしぐらに行かなければなりません。

そのためにも、友人、家族といった、支えてくれる人々とのつながりも重要です。

あなたの精神的な拠り所、相談できる駆け込み寺、ピンチの時に助けてくれる人との関係には、投資しておく価値が十分にあります。

会社脱出の前に、あなたを本当に応援してくれる人とは良好な関係を築いておくことが良いでしょう。

ときおりは、食事を共にしながら、仕事の話とともに、転職や独立について話しておく。そういった関係を築ける友人はなかなかいないものですので、大切にしておくのが良いと思います。

まとめ 会社員一本足打法の時代は終わりかけている

今回はだいぶ長くなりました。ここまでの話をまとめてみます

1支出を抑え、貯金する

まずは生活防衛資金として、退職金が出る人は生活費の一ヶ月分、出ない人やフリーランス・起業転向の人は半年分を貯めておくことをオススメします

2副業して、収入口を増やしておく

副業を開始して、月5万くらい稼ぐことを目指します。急に会社を辞めることになっても一定の収入がありますし、収入があなたの仕事のスキルアップや、人生の見方が変わったりと、お金以外にもプラスになります。

3配分して、3つの資本に投資する

金融資本、人的資本、社会資本の3つに、あなたの資金、時間、経験などを配分して投資しておきましょう。

とても簡単にいうと、貯金して、副業して、投資する。これが会社を脱出するために僕が提案する三つの準備になります。

国も、会社も、徐々に会社員一本の時代に終止符を打ちに来ています。とくに、大企業に一度入れば一生安泰、ということがないのは、一部のエリートを除き、おそらく誰もが感じているのではないでしょうか?

残念ながら、現在僕を含めた40〜50歳の世代は、転職については多少の知識と経験があるものの、事業、投資、独立、フリーランスなどについての教育をいっさい受けていません。

高度成長期の親世代からのテンプレである、いい会社の社員か公務員になって、コツコツ貯金する。これを、ずっと教わってきたのです。

だから、この社会的なトレンド転換についていくのは至難の業に見えます。

しかし同時に、投資や起業、事業展開などについて、大分仕組みも開放的になりました。プラットフォームもふえ、投資の仕方も簡単になり、事業展開についての情報も、以前よりずっと増えています。

大企業トヨタですら、終身雇用を保証できないと言い切った時代です。絶望するのではなく、会社員一本のトレンドが変わったのだと切り替えて、まずはやりやすいことから収入に変えてみてはいかがでしょうか。

合言葉は、ダメなら撤退です。いろんなことを試して、居心地の良い場所で、ストレスなく仕事する。うまくいったら、教えあって、よりいい仕事をする。

会社員一本足打法をやめて、こんな合言葉で、個人ごとにゆるく経済的な自立を目指す。これで会社脱出も可能になるかと思います。ぜひハードルの低い一歩目から飛び出して頂ければと思います。

そうした流れを作ることで、次の世代への新しい教育テンプレートも、明るいものが開けるんじゃないかと思っています。

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